ベトナムとルクセンブルクは貿易、投資における協力強化に注目
産業貿易大臣は、世界的な金融混乱のさなか、ベトナムとルクセンブルクの貿易と投資における二国間協力を拡大する余地は依然として十分にあると述べた。
金曜日、ホーチミン市で開催されたベトナム・ルクセンブルク・ビジネスフォーラムで講演したグエン・ホン・ディエン大臣は、「特に貿易と投資における良好な二国間関係と両国の多数の中小企業により、両国には協力を促進する有利な条件が揃っている。」
ベトナムはルクセンブルクをEUへの架け橋と考えており、ベトナムはルクセンブルクがASEAN市場に進出するための架け橋となるだろうと付け加えた。
同氏はヨーロッパ全般、特にルクセンブルクからの投資家に対し、ベトナムは外国投資家を保護するためにビジネス環境の改善を継続すると約束した。
品質、効率、技術、環境保護などの基準に基づいて投資を選択し、特にハイテク、イノベーション、研究開発、グリーン経済や循環経済の分野のプロジェクトを優先すると同氏は述べた。
同氏は、気候変動に対応し環境を保護するため、グリーン成長に向けた持続可能かつ包摂的な開発を目指し、グリーンファイナンスを促進するために資源を動員することが重要であると述べた。
ベトナムは、EU・ベトナム自由貿易協定(EVFTA)、投資保護協定(エビパ)、両国が署名したグリーンファイナンスにおける戦略的パートナーシップに関する協定など、数多くの自由貿易協定(FTA)を締結しています。
ルクセンブルクのザビエル・ベッテル首相はイベントで講演し、「ベトナムは地域と世界で最もダイナミックな経済の一つになった」と述べた。
ベトナムは現在ルクセンブルクにとって第8位の対外貿易相手国であり、またルクセンブルクはベトナムに対する欧州第3位の投資国でもある。
ルクセンブルクの企業は両国関係が今後さらに発展すると強く信じていると同氏は付け加えた。
過去5年間で、両国間の双方向貿易は3倍に増加した。
2023 年第 1 四半期の二国間貿易は、世界経済の減速にもかかわらず、前年同期比 8.2% 増加しました。
このフォーラムでは、ベトナム商工会議所（VCCI）とルクセンブルク商工会議所との間の貿易関係を強化するための協力協定の署名も行われた。
このフォーラムは、二国間外交関係樹立50周年を記念したルクセンブルク首相ザビエル・ベッテルの3日間のベトナム訪問の一環として開催された。
ベトナム・EU自由貿易協定発効後、双方向貿易は2019年に9,600万ドル、2020年に1億1,070万ドル、2021年に1億8,160万ドルに達し、64％増加した。
